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2-1.PUC受圧板工法
 Prestressed concrete Undermat Cone

 工法の概要工法の特長三位一体の受圧板工法ざぶとん裏込め工法セットパイプ工法セーフティキャップ工法
規格と主要寸法施工実績

強い・軽い・テーパーコーン付き・PC製の
PUC受圧板工法
 工法の概要
新開発のテーパーコーンの効果により、従来型のPC製受圧板より強く・軽く、また、アンカー頭部の内臓 や、アンカー工法に限定されない、テーパーコーン付きPC製の受圧板工法です。
 
NETIS 登録番号:KT-010006-VE(旧)
  
 工法の特長
テーパーコーンの効果により、受圧板の厚さの低減(10cm減)と、軽量化(410kg減)が実現しました。
アンカー頭部が、テーパーコーン内に内臓されるため、落石等からアンカー頭部を保護します。
アンカー工法は、限定されず、自由に選択が可能です。

 

 

最大載荷荷重の比較
※PUC受圧板は、TC効果により、従来型受圧板より厚さ10cm薄くする事が出来る
 
重量の比較
※PUC受圧板は、TC効果により、従来型受圧板より重さ0.41t軽くする事が出来る

 

 三位一体の受圧板工法   -強い・割れない・飛び出さない-
三位一体の受圧板工法とは

 
 これら3つの要素(3工法)が互いに働いて一体となり、強い・割れない・飛び出さない、受圧板工法を作り出します。

 

 

 ざぶとん裏込め工法  -速い・安い・ひびわれ防止の-

NETIS登録番号:KT-040008-VE
 

ざぶとん裏込め工法とは 」

新開発のざぶとん材を使用する事により、受圧板と凹凸地盤とを、簡単に密着させ、受圧板のひび割れを防止する、裏込め工法です。
 
特長
当工法の使用により、受圧板に地盤反力を等分布に作用させ、受圧板のひび割れを防止致します。
当工法の使用により、凹凸地盤の不陸整正が短期間で、簡単に、かつ確実な施工が可能です。
当工法は、従来の工法(モルタル吹付工法等)と比べ、型枠や、コテ仕上げ等が不要なため、経済性の向上と、工程の短縮が可能です。
ざぶとんの中詰材は、アンカー工のセメントミルクを使用するため、特別な機材は不要です。

 

 
 セットパイプ工法  -速い・ずれない・つぶれ防止の-
 

「セットパイプ工法とは」

 

セットパイプ(ガイドパイプ+受け板)を使用することにより、ざぶとん材のつぶれと、アンカーの芯のずれを防止する、受圧板セット工法です。
 
特長
当工法の使用により、受圧板の重みによるざぶとん材のつぶれを防止し、また受圧板のずれが無くなるために、据付時間が短縮されます。
当工法の使用により、受圧板の仮セット(仮緊張)が不要です。

 

 セーフティキャップ  -速い・安い・飛び出し防止の-
 

「セーフティキャップとは」

セーフティキャップを装着する事により、地震等の想定外の外力により、破断したアンカーの飛び出し事故を防止する、安全装置です。
 
特長
従来のキャップをセーフティキャップ(SC-1)に改良し、受圧板に標準装備しましたが、価格は据え置きです。
セーフティキャップ(SC-2)は、簡単な構造で軽量なため、取り付けが容易です。

 

 
 規格と主要寸法
 

形      状

呼び名 規格
荷重
(kN)

受圧面積
(m2

重量(t)

主要寸法(mm)
L A B C H H1 H2

クロスタイプ(C)



 

NPC 200 35 340 1.74 1.21 1900 600 413 300 225
45 450 1.37 350 238
60 600
80 800 1.59 400 288
100 1030 1.82 450 338
250 35 340 2.12 1.39 2400 600 350 30 300 200
45 450 1.56 350
60 600
80 800 1.83 400 250
100 1030 2.10 450 300
300 35 340 2.47 1.57 2900 600 350 280 300 200
45 450 1.74 350
60 600
80 800 2.05 400 250
100 1030 2.36 450 300

セミスクエアタイプ(SS)



 

NPSS 200 35 340 2.30 1.39 1850 600 350 330 200 130
45 450
60 600 1.43 350
80 800 1.67 400 250 150
100 1030 1.96 450 300 200
250 35 340 3.52 1.83 2350 600 350 30 300 200 130
45 450 2.00 350
60 600
80 800 2.33 400 250 150
100 1030 2.77 450 300 200
300 35 340 4.99 2.44 2850 600 350 280 320 200 130
45 450 2.61 370
60 600
80 800 3.03 420 250 150
100 1030 3.66 470 300 200

スクエアタイプ(S)



 

NPS 200 35 340 3.42 1.74 1850 600 350 330 200 130
45 450
60 600 1.79 350
80 800 2.22 400 250 150
100 1030 2.65 450 300 200
250 35 340 5.51 2.48 2350 600 350 30 300 200 130
45 450 2.65 350
60 600
80 800 3.08 400 250 150
100 1030 3.77 450 300 200
300 35 340 8.11 3.45 2850 600 350 280 320 200 130
45 450 3.62 370
60 600
80 800 4.20 420 250 150
100 1030 5.22 470 300 200
設計条件
PUC受圧板は下記の条件で設計されております。
1. 構造はPC構造とする。
2. PUC受圧板が受ける反力は等分布荷重とする。(※)
3. コンクリートの設計基準強度
(f'ck)は50N/mm
2
4. 設計アンカー力(Td)作用時には部材の断面には引張応力度が生じない
5. 1.2×Td時には、部材に生じる応力はそれぞれ、下記の範囲とする
 引張応力度は1.0N/mm
2以下
 圧縮応力度は20N/mm
2以下
PUC受圧板の設計に用いる荷重は、アンカー力を受圧板の面積全体で受け持つ等分布荷重として設計されております。
地山の不陸の大きい場合、集中荷重が作用する場合等、設計条件に合わない場合には”ざぶとん裏込め工法”を用いるなどして、十分に裏込めをし、設計条件に見合うように施工を行って下さい。
 
記号(呼び名)の説明
N:標準コンクリート
P:プレストレスコンクリート
C:タイプのイニシアル
 C:クロスタイプ   SS:セミスクエアタイプ   S:スクエアタイプ
受圧板の呼び長さ〔cm〕
標準施工アンカーピッチを示しています。
規格荷重
 
その他
1. 角度 製品に設ける角度は標準角度0、5、10°(全方位)です。
0~10°の任意の角度につきましてもオプションでお受け致します。
10°を超える場合には詳細設計が必要となります(オプション)。
2. その他、特殊形状、規格外製品の製作も可能です。

是非、ご相談ください。

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