■調査概要 斜面受圧板協会調査チームは、PUC受圧板やクモの巣ネットの施工箇所を点検するとともに、柏崎市、刈羽村、長岡市の被災地を中心として斜面の被災状況を調査いたしました。
■調査結果
・点検箇所 |
柏崎市栃ヶ原ダム PUC受圧板 NPC250-35 68基 異常なし(写真)
小千谷市天納 クモの巣ネット 150㎡ 異常なし |
・調査箇所 |
柏崎市 28箇所 表層崩壊22箇所 地すべり1箇所
のり面工破壊3箇所 その他2箇所
刈羽村 2箇所 表層崩壊1箇所 地すべり1箇所
長岡市 地すべり1箇所(復旧済み) |
■考察
全体として、自然斜面の表層崩壊が多くみられました。のり面工の多くは崩壊を免れていますが、モルタル吹付などののり面工の破壊(写真1・柏崎市椎谷地区)や崩壊(写真2・柏崎市番神2丁目)箇所については、より早い復旧が望まれます。
当協会としては、「クモの巣ネット工法」のように施工が早く簡便で、モルタル吹付工と同等以上の機能を有する工法による復旧を推奨します。
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【写真1・柏崎市椎谷地区】
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【写真2・柏崎市番神2丁目】 |
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